仏事Q&A お念珠について
中国、朝鮮、日本と伝わってきた仏教では、お念仏を大切にする宗派が多く、いつの時代でもお念珠は、大切な法具として、大事に扱われてきたと言われます。
浄土真宗以外の多くの宗派の念仏は、功徳を積むための行とされます。功徳を多く積むためには、たくさん念仏を唱えた方が良いことになり、念仏の数が問題になってきます。その数を数えるための法具として、お念珠を用いられます。
私たちの浄土真宗の念仏は「南無阿弥陀仏」と声に出して称えますが、この称える心持ちはお救いくださる阿弥陀さまへのお礼です。浄土真宗では、お仏壇の前に座り、お礼を申し上げる際に、お敬いの気持ちを表すために念珠を用います。
蓮如上人は「念珠を持たずに、仏さまを礼拝することは、仏さまを手づかみにするようなものだ」とおっしゃっています。お寺にお参りされる際は、ラフな格好でも構いませんが、できる限りお念珠をお持ちください。
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